やすらぎ企画

  • お問い合わせはこちらから
  • スタッフ募集中
  • パートナー募集中
  • 埋もれ木の舎

短編小説

連載④ ぴーちゃん

短編小説 

 

お盆休みをたっぷりとって

冷房三昧、食っちゃ寝、食っちゃ寝、

ウトウト・・ウトウト、だらだらだらだら、

そんな毎日も、いい加減にしないと

養豚場に連れて行かれそうなので、

今日は、ちょっとシャキっとしてみました。

といっても、この暑さです。

やる気も何も、こんな年寄りが・・

などと、都合の良い「いい方」ですね。

「こんな年寄りが」・・最高です。

そうかと思えば、「まだまだ若いわよ!」と

息巻いているときもある。

あぁ、だんだんと、わがままになる自分が

コワいです。

 

ぴーちゃんは、私より、

ほんのちょっぴりオネイさんです。

歳は聞いたことがあったが、

ごまかされました。

女心なんですねぇ、可愛いぴーちゃん。

そうなんです、綺麗な人より、

「綺麗になろう、可愛くなろう」

そのキモチが大事なのです。

(少々、ひがみもあるかな)

そんな、ぴーちゃんも、月に一度は

白髪染めに来る。

ほぼ真っ白な髪なのに、セミロングです。

そして、トレードマークの帽子。

その帽子が、真っ赤なベレー帽で、

私もちょいと拝借したことがありましたが、

とても、おかしな恰好でした。

 

先日の、スイカ事件の首謀者は、

やはり、ぴーちゃんでした。

ベレー帽をいつもかぶっているのは、

彼女は、「ミステリー」がスキなのです。

だから、探偵もどきのベレー帽を

かぶっているのです。

そして、もうひとつのアイテムは

サドルが低い自転車です。

サドルは低くなくてはイケません。

なぜなら、とっさのときには、

足が地面に着かなくては、ダメなのです。

 

今日も、ぴーちゃんは赤いベレー帽をかぶり

白髪染めにやってきました。

 

Nori

 

 

ページトップへ戻る